くるみ亭通信〜vol1~

くるみ亭通信〜vol1~

こんにちは。くるみです。私は脳神経外科病医院で言語聴覚士というリハビリの仕事をしているワーキングマザーです。医療の現場、そして子育ての経験から、「食と健康」について、非常に関心が高く学びを深めてまいりました。昨年から、くるみ亭という、食と学びの場、を提供しています。今年からは、くるみ亭の定期的な開催とレターで、食の基本と日々の食卓で取り入れられるアイデアをご紹介いたします。

くるみ亭については、こちら

世界に誇れる日本の食文化を、子供たちに伝えたい

世界に誇れる日本の食文化を、子供たちに伝えたいNo2

和食を見直そう

UNESCOの無形文化遺産に「和食」が登録されました理由として

  • 美しさ、季節の表現
  • 優れた栄養バランス
  • 新鮮な食材
  • 行事との関わり

が上げられています。懐石料理など「ハレ」のものだけでなく、各家庭、村落で脈々と受け継がれてきた「普通のごはん」にも当てはまります。四季おりおり山海からの豊富な食材を余すところなく利用し、味噌や醤油など世界トップの発酵食文化を育むなど、自然と共生してきた先代からの知恵の凝集です。

激変した食事情と、急増した疾患

 

日本ほど、短期間の間に食卓事情が激変した国は少ないことをご存知でしたか?

  • 米から小麦へ
  • 野菜・豆・海藻から肉・乳製品へ。
  • 台所で伝わってきた家庭の味から外食・加工食品へ
  • 一家団欒・共食から孤食へ

 

このように食事内容だけでなく、食事を頂く環境までも変わってしまった結果、私たちの健康は悪化、生活習慣病が増え、そして心に不安をもつ人も多くなり、精神疾患も急増しています。
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最初に取り入れて欲しいのは「本物の味噌」

 

スーパーフードという言葉はお聞きになったことがあると思いますが、日本人にとって、日本人にとって最も優れたスーパーフードの一つが「味噌」です。味噌は、大豆を発酵させることにより、良質のタンパク質が吸収されやすくなっただけでなく、麹の働きにより腸内環境を整え、免疫力アップが図れます。

 

歴史上の有名なエピソードとしては、

  • 江戸時代には、味噌と玄米だけで箱根を走っている車夫に驚いた

ヨーロッパ人が、肉を提供したところ、肉を食した車夫にスタミナ切れが生じた事実が記載されています

  • 原子爆弾を投下された長崎では、若月医師より「塩、玄米、わかめの味噌汁」が推奨されました
  • チェルノブイリ事故のあとには、大量の味噌が送られました

最近の疫学調査でも、抗がん作用が強いことが国立がんセンター研究所や横浜市立大学、広島大学などが発表しています

また、味噌は栄養素が豊富で、米や粗食と補完関係にあります。

  • たんばく質、脂質、炭水化物の3大要素が揃っています
  • 必須アミノ酸や、アスパラギン酸やグルタミン酸が含まれる
  • 脂質はオレイン酸やリノール酸など不飽和脂肪酸が多く、抗酸化作用がある
  • ビタミンやミネラルが豊富

「生きた味噌」を買いましょう

今や手作りする方は激減している味噌ですが、買うときは安価なものは、製法が異なっています。買うときのポイントは

  • 「米、大豆、塩、麹、麦」など、本来の材料以外が表示されていないもの
  • 内側のパッケージに空気穴が付いているもの(呼吸しています)
  • 値段もそれなりに高いもの

本物の味噌は、夏場でも冷蔵庫にいれなくても大丈夫です。むしろ、入れると発酵が止まってしまう恐れがあります。2年、3年と味に深みがでます。

本物の味噌で作ったお味噌汁は、味も香りも違います。先日、こちら、矢作直樹先生の歴史文化塾に、簡素ですが心をこめた1汁1菜を提供して参りました。参加された方々に大変喜ばれ、和食の素晴らしさを改めて感じることができました。ありがとうございます。

 

 

 

 

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