NPO法人キックオフパーティー開催報告

NPO法人キックオフパーティー開催報告

先日のNPOキックオフパーティーには東京で35名、大阪は30名とたくさんのご参加ありがとうございました。東京では一般社団法人おせっかい協会代表・高橋恵さんのご自宅をお借りして開催しました。高橋さんいつもありがとうございます。

私たちの思い

当日は、文章力養成コーチの松嶋ゆかさんから「なぜ東京に住んでいて医療や福祉に携わっていない自分が、この活動に関わっているのか」について説明がありました。彼女はもともとわたしが書いているブログ「言語聴覚士のお仕事」の記事を添削指導していたのです。そこでわたしから聞くリハビリの話を聞き、関心と危機感を感じ始めた・・つまり今まで「ひとごと」であった脳梗塞や脳出血などの脳損傷やその後遺症について、「じぶんごと」として考えるようになり、「このままではあかん!社会を変えなくちゃ!」と行動開始したのです。

私は、常々、障害を持ったって援助を受けるだけでなく、その人の強みを活かして社会に何か役立つことが出来るのではないか?と考えています。私たちみんな強みを持っていると思うんです。長い間それだけは続けてきたことがあると思うんです。
そうしたことを、ある日病気になって全てを失うと言うのはどうしても納得いかないのです。社会にもっと受容性があれば、その人の強みを活かして、何らかの社会的役割が獲得できるのではないか、そしてそれが社会にとって1番大事なことではないかと考えてます。

パーティーで松嶋さんは「私が倒れたら、赤ペンを持たせてちょうだい。しゃきっとするから」と言いました。たとえ松嶋さんが失語症になり、言葉がわからず、話せない人になったとしても、きっとリハビリ受けるだけでなく、言語聴覚士が話しかける内容、話し方、伝え方について何か指導したくなる、言葉での指導ができなくても表情であってもジェスチャーであっても良いのです。
例えば私が体に麻痺があり言葉がしゃべれなくなっても、つまり今のようにお料理をしてみんなとおしゃべりができなくなったとしても、私はきっと自宅を開放して、さあどうぞどうぞと場所を提供し、誰かがお料理をしてみんながご飯を食べる、そんな場を作ることを続けたいなと思うに違いないと思います。こちらのブログにも書きましたので、ご関心がある方、ぜひお読みください→障害者の職業選択は贅沢?わがまま?

場所を提供してくれた高橋恵さんが「国民皆労」と言う話をしてます。みんなが自分ができることで少しでも働く、そのことによって感謝をされたり報酬を得る、それが1番、自己肯定感を育むことでないかと話しをしていました。とても共感します。

末長く関わってください!

当時者や家族支援を継続しながらやりたいと思った場合、やはりボランティアや有志だけでは続かないのです。今回、高次脳機能障害になった体験談を書いている下川眞一さんですが、約8年前、あまりに変わり果てて自宅に戻ってきた彼を見て、友人たちは非常に心を痛め、リハビリだと言って彼が好きだった麻雀をしたり飲み会に誘ったりをしていたそうですが、やはりそれぞれ忙しくて半年も続かなかったそうです。だけど、気持ちがなくなったわけでなく、自分たちだけで継続する時間と労力の確保が難しかっただけ。今、彼が本を書こうとしたら、その友人たちがみんな応援してくれています。

どうか皆さんできる範囲で少しだけ継続的に関わってください!関わってくれる人、そして社会のために何ができるかを、私たち一生懸命考えて活動します。当日、皆様からもらったアンケートはとても貴重な資料!そして会場でのコメントも全て記録しました。
多くの友人がアドバイスしてくれたように、事業継続に必要なお金の流れを作ること。どこから入り、どこに出していくか?を真剣に真剣に考えないといけないと思ってます。お伝えしたように、ここが個人活動と法人との違いで、ようやく私にも、自らの力でお金を稼ぐことの責任を感じるようになりました。もう一つの私の責任は、じぶんの専門分野に関する正しい医療情報をきちんとお伝えすること。障害を持った方の評価をきちんと行い、どんなことができるのかをしっかり見極めることです。企業の、障害理解が進むような研修などできたらいいなとも思っています。

 

こちら、以前わたしがリハビリを担当してた男性が左手で絵を描いたもの。彼はもとイラストレーターです。右手が麻痺となりましたが、リハビリ病院の食堂でず=っと左手で絵を描き続けていました。その姿は忘れられません。当時は、鉛筆を持つのもぎこちなかった。失語症となって言葉が話せない彼の奥さんが「失語症ならではのできることがあるはずなんですけどね」と。家族さんと一緒に、できることを探していきたいです。

 

 

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