嚥下障害者と家族に対する意思決定支援〜口福のスプーン〜

嚥下障害者と家族に対する意思決定支援〜口福のスプーン〜

この一口の食事は、目の前の嚥下障害者にとって「利益(善行)」となるものなのだろうか?「危害」となるものだろうか?

重度の嚥下障害者を担当していると、必ず心をよぎる迷い・・リハビリ職は「倫理」について体系的に学ぶことが少ないため心のもやもやを解消できずにいる人も多いのではないでしょうか。こちらadvanceディレクティブについて学んだときに「これだ!」と思い、すこしずつ学び始めました。だって、いくらでも考えるべき患者さんは目の前にいるんだもの。そんなときに、老年看護について学びを続けている内橋恵ナースと知り合いました。多職種間で共通言語が必要と思っている内橋さんと、理念が一致してオブザーバーを依頼、1回目のワークショップを開催しました。

当日の流れ

  • 嚥下障害者を取り巻く医療情勢について

高齢化に伴う対象者の変化

胃瘻は減っている?

患者、家族の心理

  • 倫理四原則

英国におけるACPの現状
我が国のACPガイドライン改訂のポイント
BI(ベスト インタラスト)の原則

  • 症例検討

1症例についてどんな支援ができるのか、倫理4原則をもとに、個人で、そして各グループで考えてみました。難しいですよね、本当に。

用紙はこちらのページから入手できます→意思決定支援用紙

  • take home messege

明日からできることは何か?それぞれ一言だけ宣言!できることからコツコツ。そもそも学びにきたというだけでも真摯に患者さんに向き合っている証拠。

参加者の感想

私はいつも「わかったこと」「わからなかったこと」の2点をお聞きしております。大雑把過ぎるかもしれませんが、ワークショップを改善していくにはこの2点が知りたいので、ご協力お願いしております。

  • わかったこと

倫理がすごく大切、倫理4原則←ほとんどの参加者より!

表現は違うけど支援のポイントは他の職種でも似ている

胃瘻は減っても経口摂取できる人は増えていない

代理人は家族という法的関係者でなくてもいい

先延ばしにする国民性

情熱と倫理は違う

バックグラウンドをみていく必要がある

どの患者さんも意思をくみ取る努力が必要

本人や家族が「なぜこんなことを言うのか」の背景を考え、医療側の意見を押し付けないように

答えが一つでないから、いろいろな視点で考える必要がある

  • わからなかったこと

本人と家族で意見が対立したときはどうしたらいいのか

日本の医療現場でなぜACPが普及してないのか。救急医学では認知されているのか

死生観を明確にするのは日本の文化に馴染めないのか

症例については、他の病院ではどのような支援をするのか

本人が意思表示できない場合、かつての発言がわかっていないと推測も難しいのではないか

食形態を選択する際のエビデンス

こんな感想も!→わかったことは「忘年会がある」そう、人生を考えながら楽しく忘年会しませんか?もしばなゲームしながら♪

 

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次回の開催

このワークショップは3回連続開催予定です。1回のみ参加される方も大歓迎です。連続参加の方も毎回、新しい学びがあるように導入部分は更新していきます。

次回は、意思表出ができないと思われていた症例について考えます。10月25日(木)19時〜 場所は森ノ宮です。お問い合わせ、お申し込みはchienowa80@gmail.com まで

参考図書、買うならこの1冊!

 

 

 

 

 

 

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