開催報告!神経心理ピラミッドからみる自己の気づき

開催報告!神経心理ピラミッドからみる自己の気づき
私は言語聴覚士という仕事をしています。その中でもこの数年は、高次脳機能障害を呈した人の社会復帰支援に力を入れています。私が考える社会復帰支援とは、職場や学校そして家庭など、元にいた場所に戻ることです。しかしこの障害は一気には治らないので、それなりの工夫が必要、その最も重要なものは「自己の気づき」と言われています。

開催にあたって

一体自分にどういう特性があるのか、何ができて何ができないのか、それを周囲の人に語れるようになるまで支援をしています。私は心理は扱いません(学んではいますが、専門的にはしてません)、認知にアプローチします。その際、いつも使うのがこちらの神経心理ピラミッドです。
この話を友人にしたところ、非常に興味を持っていただいたので、今回、セミナーを開催しました。
気づきについては、コーチングやカウンセリングなど様々な手法がありますし、自己啓発や自己分析の本はたくさん販売されています。でも、いつも疑問に思うのは、すべて高次の中の高次の脳、そこだけでに焦点を当てているなってこと。

個体発生は系統発生を繰り返す

私たちの脳というのは、どのようにして進化してきたのか、アメーバのような原生物から、爬虫類、乳類、そして人間へと進化してきた過程、その過程をいま現在も、胎内に宿った受精卵から成人まで同じ過程を経ることをご存知でしたか?赤ちゃんが成人になるまでの脳の発達は、進化の過程と同じ。
あまりに人間の脳が発達したので、生物として特殊であると思っていますが、いえいえ、何億年前からの過程と変わらない部分が大きく、所詮、人間も生物の一つでしかありえないのです。
そして、進化の過程を経て発達した私たちの脳は、基本的には積み上げ式なのです。

脳は積み上げ式

脳幹、大脳皮質、大脳新皮質となるにつれ、高次になっていきますが、別々で機能はしていません。脳幹が機能しなければ、生死のリスクが生じ、つまり大脳新皮質で「思考」するなんてあり得ないし。
悲しかったり、怒っているときに冷静な思考も判断も無理ですよね。すべての高次の脳は、その下にある低次の脳の影響を受けています。
よく「メンタルブロックがかかってる」とかいうでしょ、でもね、一歩踏み出す勇気がないとか、計画を立てられないとか、どうしても無理って思ってしまう原因として、睡眠は足りてるか?身体コンディションが整っているか?感情は安定しているか?(特に親しい人ともめてませんか?)などのことを考慮してもらいたいものです。

自己の気づき

気づきも3つの階層があります。
  • 知識として知っている段階。いろんな自己分析ツールやセミナーありますね。それらを知っているという段階です。
  • 次に体験的気づき。これは実際に行動しその結果から気づく段階です。このあたりから難しくなってきますなぜなら気づきがられない人つまりは私たちが自分のことをみたくないと言う心理的ブロックあるからです。知識的気づきが得やすいのは、「なるほどな」と自分のことではないように感じたり「他の人もそうなのか」と安心することができるからです。でも体験となると、一気に自分ことになってしまいますから、非常に気づきにくくなります。そして体験するだけでは気づきになりません。それを元に気づきを広げてもらうことが大事なんです。ここに「言語化」が必須なのです。PDCAを有効にするには、自分だけで考えていてもダメ。
  • 最後に、予測的気づき。経験していないことについても予測できる段階です。ここまでくると対人関係で「意味もなく落ち込む」「なんか上手くいかない」と思うことが激減します。自分で自分がわかっている、そしてそれを相手に伝えることができるからです。
ここに言語化、特に文章化が必須なのですが、詳細は講座でお伝えしたいと思います。

自己の気づきの目的は

自分に気がつくだけでなく、自分を受容するのが目的です。受容なくして別の自分になるのではありません。ここリハビリテーションに長年従事してきた経験を通してお伝えしたいと思います。

今後の開催予定

各申し込みフォームよりお申し込み下さい

10月4日 東京  満員御礼 終了しました
10月19日 大阪  森ノ宮駅近く
いずれも19時〜
大阪は森ノ宮駅ちかく、名古屋は名古屋駅近くで開催です。
  • 大阪ではグループワークを行いました。上手くいかなかったこと、上手くいったこと、それはなぜ?という気づきを、まず自分で考え、違う視点からの気づきを促すというもの。喧嘩した原因、交渉が上手くいった理由、なんと自己紹介ができなかった原因について目から鱗の気づきも出てきました。
  • 東京では、各パート終了ごとに質疑応答の時間を設け、内容について深めていきました
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